念の修行はすこぶる好調でした。四大行は勿論のこと応用技まで精度はともかくとしてできるようになった。
系統はお約束にも特質系だったんだけど、今のところ独自の技を編み出そうとは思っていない。だって私には魔法があるし。正直クロロに能力盗まれたらどうしようっていう部分もあるんだけどね!危ない橋は渡らないに越した事ないのだ。とりあえず他の念能力者からの攻撃をガードできればいいんだよ。うん。
それで、ですね。何が云いたいかと云いますと、念の修行は一通り終わったんですよ。あとは本人の努力次第ってとこまできたんですよ。ハンター界に来た意味がもし念を覚えることだったとしたらですね、もうそろそろ帰れてもいいんじゃないかっていうとこまできたんですよ。でもそんな気配は全くないんですねー。これが。
ということはですよ。念取得以外の何かをしなくてはいけないんですよ。
ハンター界に来て、他にすべきことは何か。もう思いつくのは一つしかない。
危ない橋は渡らないに越した事はない。しかしあえて渡らなくてはならない時もたまにあるのだ。
ま、なんだ。一応念使えるんだし、この世界に来たばっかりの頃よりはきっと死亡する確率は低くなっているはずだよね。
てかもしそんな事態に陥ったら絶対棄権するけど。
とりあえず目下の問題としてはクロロが許してくれるかどうかだよな。まずはそこなんだよ。
さて、さて。どうやって切り出すかな。
「クロロ」
「なんだ」
いつのものようにリビングのソファで本を読んでいるクロロの隣に座って、ちょっと上目遣いで彼を見上げる。
クロロは本から視線を外さずにいたけど、「ハンター試験受けたい」と云ったらこっちを向いた。
「本気か?」
「一応」
「危ないぞ」
「知ってる」
すんごく真剣な目で見下ろして来る。てか危ないぞって、あなたと一緒に住んでる方がよっぽど危ないと思うんですけど。
まぁ初めの頃に比べたら危険だともあんまり思わなくなってきたけど。慣れって怖い。
「どうしても受けたいのか?」
「うん」
「そうか。わかった」
あら、案外あっさり頷いたな。いや考えてみればクロロって私のお願い断った事ってほとんどないか。
抱きつくな、ちゅーするなっていうお願いは聞いてもらえた試しないけど!
そんなこんなで思っていたよりも簡単に許可が下りたので、早速試験に申し込んでもらった。あとは1月を待つのみですが、それまでに試験の対策を練らねば。主に一次試験について・・・あとはなんとかなりそうな気がするけどマラソンは無理だ。
あ、ちなみにこれまたお約束に今回の試験は286期なので、ゴン達に会える予定です!
わーい漸く癒しに出会えるのね!