え〜本日は〜お日柄もよく〜例によって例の如く異世界よこんにちは!
やって参りましたよ新世界。平和な世界だといいなぁ、という私の願いはソッコーで光の彼方へと飛んで行ったよ。
今度こそマジで死ぬかもしれないって割とガクブルしているよ。

え?何の世界かって?
FGOだよFGO。
ゲームちょっとしかしてないっつーの!なんか流行ってるからってちょっとやってみた程度だってーの!
それでもわかるわヤバイ世界だって!だってもう人類滅んでるからね。滅んでるところからスタートだからね。
ヘビィだぜ……

しかしやるべきことはただ一つ。世界最後の魔術師(マスター)に手を貸すことでございます。
全身全霊、持てる力全て尽して生き残るため頑張らせていただきます。

さて、向こうさんからすると私はなんとかっていうシステムとなんちゃらっていうコンピューターが暴走して現れたってことらしいです。
まぁ最初はかなり警戒されたけどすったもんだあった末に理解を得られてマスターくんと一緒に崩壊した歴史を正す為、特異点とやらに赴くことになりました。

あ、一応魔力持ちの人間てことで私も魔術師扱いです。
てなわけで英霊召喚してみました。
実は契約第一号はダ・ヴィンチちゃんだったんだけど(上記すったもんだの一部)、カレは今カルデアを離れられないというわけで別の英霊を喚ぶことになったのです。
そんでやってみた召喚でいらっしゃったのが太陽の加護を持つお二方でした。

王の中の王、ファラオ・オジマンディアス。
施しの英雄、カルナ。

ドクターとダ・ヴィンチちゃんはいきなり高ランクの英霊が2人もやってきたと大変驚いていたけれど、さらには初対面から相当好感を持たれている私により一層驚いていた。
マスターとサーヴァントはお互いの記憶などを共有してしまったりなんだりしてしまうらしいのですが、お二人は私のこれまでの経験に加えいろんな能力についてもなんだかわかっているようで、ファラオには「興味深い」て面白がられるしカルナさんにはなんだか憐みのような慈しみのような視線を向けられたのであります。
うーむ、好意なんだろうかこれは…
まぁそもそも召喚に応じてくれたんだから嫌われてはないだろうと思ったけど、改めて2人が神に連なる方々だと聞いて納得した。
そうですワタシってば何だか知らんがカミサマ受けがとってもよいのです。
ダ・ヴィンチちゃんは『神性特攻魅了スキルがあるのでは』と笑っていたけどあながち否定できませんなハハハ。

現在カルデア唯一のマスターである藤丸立香くんは私がパーティに入ると紹介されると驚いていたけど、とてもホッとしたようだった。
これから一緒にがんばろうねと言うとはにかんだ笑顔を返されてお姉さんキュンとしてしまった。
別世界とはいえ同じ日本人であることも気安く思ってもらえたようで何よりである。
彼のサーヴァントのマシュちゃんも歓迎してくれた。ああ、美少女。癒される。
基本男に囲まれながらの生活が多い中で可愛い女の子の存在と言うのは非常に癒しである。
英霊は女性もたくさんいるらしいのに何故最初に召喚した2人とも男だったのか正直解せぬ。
私も美少女のサーヴァントときゃっきゃうふふしたかった。
いえ、ファラオとカルナさんに文句はひとつもありませぬが!ガクブル。

それでは第一特異点とやらにレッツゴーという段階で、思わぬ事態が発生した。
使えるコフィンの数が4つしかない。つまり4人しかレイシフトできない、となったのだ。
私としてはファラオもカルナさんも連れて行く気満々だったので(その分生存率が上がるからだ!)それは大変な痛手だ。しかしハッとする。それ、私単独で行けるんじゃないか。

「ええ?!コフィンなしでレイシフトなんて無理だよ!ただでさえキミは本来この世界の者ではない曖昧な存在だ。意味消失する可能性は普通より何倍も高いぞ?!」
「意味消失とやらがいまいちわかりませんが大丈夫です。単体で時空越えなんていつもしてます。ていうかゼロができるって言ってるんで大丈夫です」
「確かに既に越えてきてるもんね!?ていうかゼロって何?」

しまったイノセンスの説明をしていなかった。異世界渡り歩いてる話はしてあるのでざっくりと説明するけどドクターはもう私のトンデモ能力について言及するのを諦めたようだった。
ウン、私もよくわかってないことだらけだしね。原理なんて聞かれても困る。

「ファラオとカルナさんとは契約と言う名の深い縁で繋がっています。それを辿って行けるはずなんで大丈夫です。帰りも同様に、ダ・ヴィンチちゃんとの縁を辿って帰ってこれると思います」
「普通はマスターの魔力を辿ってサーヴァントが移動したりするものなんだけどね…まぁ、出来ると言うのならやってもらおう。こちらとしても戦力が多いに越したことはないし、キミの存在証明については未知の部分が多かったから、正直なところすごい助かる」
「つくづくマスターは規格外だね!ファラオも言う通り実に興味深い!キミの存在証明にかかりきりになりそうだったけれど、これで少し手が空きそうだ」
「フハハハハハ、それでこそ余のマスターよ」
「マスター、では後ほど会おう」

ダ・ヴィンチちゃんが目をキラキラ輝かせ、ファラオが何故か胸を張り、カルナさんは淡々と頷く。英霊とは個性の強い方々よな…
とにもかくにも気を取り直してレイシフトの準備です。4人がコフィンに入ったのを見届けて、イノセンス(ゼロ)を発動させる。アナウンスの声に合わせて、私も特異点へ転移した。



無事5人揃って第一特異点ご到着〜!と思いきや正確には5人と1匹だった。
フォウさんという正体不明の小動物も一緒だったのである。この子可愛いんだけどな〜んか気になるんだよなぁ。まぁただの可愛い動物ではないだろうけど。
マシュちゃんの説明によると此処は1431年のフランス、百年戦争真っ只中だと言うけれど―…

『よぉし繋がった!今回は映像もあるぞ〜!そしてちゃんほんとにいるね?!驚愕だね!むしろ一番存在が安定してるよ本当クレイジーだ!!』
「褒め言葉として受け取っておきますねドクター」

全く言い方というものがあるだろうキミ。どついたろか。だが自分でも若干否定できないところが悲しい。
ドクターには空に浮かぶ謎の光の輪の解析を頼んで、私たちはひとまず霊脈地を探すことにして行動を開始した。

しばらく歩いた先で第一村人…ではなく、第一現地人を発見し、マシュちゃんが(無謀にも)声をかけたが敵襲扱いで相手は戦闘態勢になってしまった。まぁ普通に考えてこんな統一性のない集団とか怪しいですよね…
タイミングよく(悪く)ドクターから通信が入ってマシュちゃんは咄嗟に助けを求めたけど求める相手を完全に間違ったよね。小粋な冗談っつって「その帽子ドイツんだ」ってなんですか。ここフランスですけど。面白くもなければかすってもないってある意味すごいやドクター!

「なんだこの茶番は」
「同意見ですけどお願いしますファラオ。峰打ちで」
「ふん、余が出るほどではあるまい」
「ええー!カルナさんは」
「マスターの命令とあらば」

ファラオはまさかの戦闘拒否。でもカルナさんは素直にお願いを聞いてくれた。
ちょっとちょっとファラオ〜お願いしますよ〜。え?あれくらい自分でなんとかせいって、そりゃできなくもないけどさ〜一応私マスターじゃん?またドクターにクレイジーって言われちゃうじゃん?

相手はフツーの人間の兵士の方々だったので勝負はあっという間についた。
退散していく彼らを追って砦へと行き、誤解を解いて状況を教えてもらう。なんと、先日処刑されたジャンヌ・ダルクが魔女として蘇り、王を殺したのだとか…ふぅむ、竜の魔女とは一体。
マシュちゃんが藤丸くんにジャンヌ・ダルクの詳細を説明している間にガイコツおばけが襲ってきた。ああ〜怨霊系はなんだか懐かしいとか思ってしまう自分が怖い。

「ファラオ〜今度こそお願いします」
「この程度、まだ余が出る必要はない」
「ええ〜」
「マスター、指示を」

もうっわがままねっ!まぁ俺様王様ファラオ様だもんね!仕方ないか…カルナさんお願いしますありがとう…
全くファラオはいつになったら力を貸してくれるのかと思ったけどガイコツ兵を倒し終わって、また現地兵士さんたちに事情を聞いている最中にやってきたドラゴンを見てようやく興が乗ったらしい。フハハハハハと彼の高笑いが空に響いた。

「未だ本気を出すには至らぬが、よい。余の武勇、とくと見るがよい!」
「きゃー!ファラオー!かっこいいー!」
「当然だ!」

やる気になったファラオと、真面目に戦ってくれたみんなと、突如現れた美人なサーヴァント(仮)さんのおかげでワイバーンはあっという間に撃退できた。
ちょ、ドクター。ゴマ饅頭片手に観てたとか…ないわー。しかもそれマシュちゃんが藤丸くんのために用意したやつとか…ないわー。

現地兵士さんたちが「魔女が出たぞ!」とサーヴァント(仮)さんを見て逃げ出してしまった。そうよね、魔女狩り時代真っ只中だもんね…ガチ魔女としてはその反応はちょっと悲しいところである。
にしても魔女って??という私たちの視線に苦笑したサーヴァント(仮)さんはジャンヌ・ダルクだと名乗った。

ふへえええ、この方が聖女様!確かにいかにも清らかそうな乙女であるが、彼女が先ほど兵士たちが言っていた『火刑から蘇り、王を殺害した竜の魔女』なんだろうか。とてもそんな風には見えないけれど。

詳しい話は移動してからにしましょうと言う彼女の提案に私たちは頷いて、砦を後にした。
途中遭遇する敵性体を倒しつつ森へと入る。
落ち着ける場所まで来たところでジャンヌさんがいろいろと状況を教えてくれた。

結果、異変の原因は予想通り聖杯が関わっていると推測。私たちは聖杯を探すため、ジャンヌさんは魔女ジャンヌを止めるため、一緒に戦うことになった。
美jo…心強い味方が増えてよかったね!!てところでまたガイコツとワイバーンのお出ましです。今度は敵の数が多かったのでこっそり自分の身を守っていたらドクターにみつかった。

『今ちゃんも戦闘に参加してたよね?!何このバーサーカーも真っ青な能力値?!ぶっちゃけ英霊いらずじゃないか!本当に人間なんだよね?!』
「ははは、人間に決まってるじゃないですか〜ドクターの目は節穴ですか?その穴塞ぐいいもの見繕って帰ったら突っ込んであげますね」

「ひぃ」と小さく悲鳴を上げたドクターを本気でどつきたい衝動に駆られました。
マシュちゃん、あのエネミーは峰打ちでは足りません。
ファラオが「バーサーカーも真っ青とはなかなか面白い」と何気に気に入っていたのが悲しい。いいんだい、生き残るためには出し惜しみしている場合じゃないんだい。

いろいろと現状を整理していく中で、ルーラーというクラスのサーヴァントは他サーヴァントの位置を探知できると聞いて、魔女ジャンヌ―改め黒ジャンヌは我々の位置がわかってしまうのではないかと気づき慌てた。
だがしかし慌てたところで仕方がない。今目の前にいるわけでもなし、もう陽も暮れてきたし移動は明日にしようと言って今日はこの森で野宿決定です。であればワタクシの出番ですな!!

サーヴァントは寝なくていいからと英霊たちが夜通し哨戒してくれると言うのはありがたいけどそれでも少しでも休めるようにと【侵入者避け呪文(カーベ イニミカム)】をいたるところにかけ、拡大呪文を施してあるいつものテントを取り出し、快適な睡眠環境を整える。
みんな初めて見る魔法に興味津々で、特に藤丸くんとマシュちゃんはテントに入ると目を輝かせた。

「うわ〜!これぞ魔法!って感じ!!」
「はい、すごいですね先輩!中がこんなに広くてオシャレだなんて、外からじゃ全く想像がつきませんでした!」
「ふむ、なかなかよいではないか。余も気に入ったぞ」
さんは魔法使いなのですか?では、本物の魔女だと?」

ジャンヌさんが目をまんまるにして私を見る。そうです、私が魔女です。
でも前いた世界ではこれはわりと一般的な魔法なんですよ、と言うとまた驚きの声があがった。

そうだよね〜私も最初は驚いたもん〜知っていても実際見た感動は忘れられないし、とんでもなく便利だという認識は変わらない。まぁ、こっちでも一部の魔術師さんとかサーヴァントの中には似たようなことできる人もいるらしいけど。

「これが当たり前だとか最高すぎるんですけど。オレもこういう魔法使いたい!」
「貴様には無理だな。魔力の量も質も、とは比べ物にならなすぎる」
「ええ〜…じゃあ、さんの世界だとさんくらいの魔力の人がうじょうじょいるってこと?」

どうでしょう。あっちじゃ魔力を計るなんて概念ないしなぁ。そもそも私いろいろ規格外だからなぁ、ははは。
ヘイ、ドクター。『自分で認めちゃった?!』とかうるさいですよ。
さ、シャワー浴びてご飯食べて就寝です。寝慣れたベッドは極上の癒しスポットです。このテントのおかげで私の異世界生活のクオリティは高水準を保てますよ。
無事、朝まで寝られますように。



意識が浮上してきて、違和感を覚える。なんか、暑い。
布団多く重ねすぎたかな〜と手を伸ばそうとしたけど何かに阻まれる。あれ。
仕方ない、蹴飛ばすかと思ったけど足も動かない。あれ。何コレ。私[[rb:拘束 > ホールド]]されてるー!ていうか抱き枕になってるー!ファラオー!!いつの間に侵入してきたんですか!

「なかなかよい抱き心地であるぞ、褒めて遣わす」
「暑いし重い」
「何?不敬者め、余と同衾できるなど至福の極みであろう!」
「うん、素晴らしい筋肉でたまらんけども」

けしからんよい筋肉ですがね、さすがに半裸みたいな恰好で抱きしめられてるって恥ずかしいんですけど!なんだねそのインナーはまさしくけしからん!そもそもファラオは常時距離が近いと思ってたんだよ!え?私の魔力が美味すぎるのがいけない?そんなん知らんわ!

「そなたの魔力はまこと熟成した美酒のようだ」
「へぇー」
「薫り高く甘美で余を酔わす」
「へ、へぇー」

ファラオ、顔近いっす。顔いいんだから自重してー!待って待ってなんで私組み敷かれてるんだ!?
ちょ、これ、完全にキスされました。
え?魔力供給?超物理!これキスだけじゃ収まらなくないかな?!さすがにご勘弁を!
ファラオはひとまず戯れのご気分だったようで(とはいえひとしきりちゅーされましたけど)満足したのか「そろそろ出立だ」と言って出て行ってしまった。はぁ…ほんとに自由奔放だな…

心持ちげっそりしつつ支度を開始すると今度はカルナさんが入って来た。
あのう、マスター今から着替えるんだけど…用があるなら早めに又は後ほどお願いしたいんだけど。
と黙ったままじっと見つめてくるカルナさんに困惑していると、つかつかと歩み寄られて二の腕をがっつり掴まれてキスされた。

うわぁ、なんだろ〜、凄まじい朝だなぁ。魔力欲しいなら欲しいと言ってくれればいいのになんでこの人たち実力行使なのかなぁ〜朝から濃厚なキス二連ちゃんはキツイな〜マスター魔力すっからかんになったらどうしてくれるの〜??

「突然すまない」
「いや…うん、そう思うならせめて先に言って欲しかった」
「わかった」
「いや、今後魔力供給はできれば別の方法でしよう」
「…………そうか」

え、すんごい間ありましたよね。そんな不服そうな顔されても!私もいちおー女子だからさ!いろいろ減るから!主に精神面でがりがり削られるから!
大体2人とも魔力そんな減ってなかったよね??なんで供給しなきゃいけなかったのかな??マスター泣くよ??

とんでもない朝だったけれどだからと言ってふて寝はできない。
ひとまずオルレアン方面へ向かい情報を集めようと行動開始です。

ラ・シャリテという街に寄ろうと歩いていると、ドクターからサーヴァント反応を感知したと報告が入る。そしてそれはすごい速さで遠ざかってしまったと。
ふむ、サーヴァントとは戦わなくて済みそうかな。しかしラ・シャリテは炎に包まれていた。

急いで街へ向かうと、既にそこは死者の街となっていた。
襲いかかってくる屍たちを蹴散らし、死者を貪るワイバーンたちを屠る。

ジャンヌはあまりの悲惨さに心を痛めていた。藤丸くんとマシュちゃんも、顔色が悪い。
そりゃそうだよね…私だって、こればっかりは慣れないし慣れたくもない。
ドクターが切羽詰まった様子で先ほど去ったサーヴァント達が戻ってくると言った。数は5騎。逃げることを推奨されたけどジャンヌが動かなかった。真意を確かめたい、という彼女の気持ちもわからないでもないが、それはあまり得策ではないと思った。
けれどだがしかし。相手はすごい速さでやってきたので結局逃げる暇はなかったですヒイィ。

なるほど、あれが黒ジャンヌ。見た感じわかりやすく黒ジャンヌである。
わ〜、やばい狂ってるなぁと思ったら本気で全員狂化されているらしかった。
なんじゃそりゃ!

「フン、気に入らんな。まるで子供の癇癪よ」
「何ですって?」
「ちょ、ファラオ?」
「よく見ておくのだぞマスター、神たるファラオの武勇を!貴様ら、光栄に思え。余が自ら鉄槌を下してやる!」
「わー、ファラオが本気だー!」
『おおお!すごい数値だ!これならなんとか勝てるかもしれないぞ?!』
「不敬であるぞ貴様!余が出るのだ、勝つ以外有り得ぬ!」
『うおっ、またコンソールが燃えた!これ以上は壊れるからヤメテくださいー!』

よくわからんけどファラオは自信満々に言うだけあって相当能力が高いらしい。さすが王の中の王!頼りにしてまっせ!
カルナさんも口には出さないけど目がマジだ。連続で戦闘だったけど2人とも元気が有り余っているようで何より。
そらそうやな、朝あんだけ魔力渡してるんだもんな…いろいろ削った甲斐があったな……

サーヴァント同士の戦闘が始まる。なんてこったいろいろぶっとんでるな!
バーサーカーも真っ青とか言われたけどさすがに私アレ相手に戦いたくないし戦える気がしないよ!!
がんばってファラオ―!カルナさーん!後方支援はさせていただきまーす!
あっ、ちょっ、ワイバーン襲ってくるんですけど!こっちもなんとかして欲しいなぁー!
え?それくらいは自分でなんとかせいってそんな殺生な!ひえーと思っていたらジャンヌさんが助けてくれた。

「大丈夫ですかさん!」
「ジャンヌさん!ありがとうございます!」
「いえ、こんな時に申し訳ありませんが仮でよいので私と契約していただけませんか?」
「えっジャンヌさんと?!もちろんオッケーです!」

美少女との契約なんていつでもウェルカムです!仮契約とかよくわかんないけど詳しくは戦闘が終わってからにしましょう!
魔力の回路が繋がったらしく、ジャンヌさんの動きがとてもよくなる。
なるほどなるほど、そういうことでしたか。サーヴァントは本来マスターがいて初めて現界できると言っていたし、水を得た魚ならぬマスターを得たサーヴァントってやつか。

!よそ見をするでない!」
「いやこっちも割と必死ですよ!」
「よそ見をするなとはこちらのセリフだ」
「フン、貴様程度それで十分だということよ」

ちょっとファラオ〜相手に失礼でしょ〜?あ、ファラオは基本失礼だったね!王様だもんねぇ!相手の…えーと、ヴラド三世さんすみません。あれ、でも優勢じゃないですか?さすがファラオ!
カルナさんも大丈夫そうですね。よかったよかった。

しかし藤丸くんとマシュちゃんの消耗が激しい。ここはやはり引いた方がいいかもしれない。
黒ジャンヌはだいぶ苛立っている様子で、総力戦でかかられたらこちらの分が悪い。

「チッ、数ではこちらが上なのです。まとめてかかりなさい!」
「あら、それでしたらこれで同じ数ですわね」
「貴女は…」

なんかまた美少女来たー!と思ったらまさかのマリー・アントワネット王妃だったー!
うわ、美少女!えっ、仲間になってくれるの!
よっしゃ、こっちは大丈夫ですからファラオよ、そのまま止めをお刺しください!!

というわけでファラオの攻撃をまともに食らって相手のランサーは光となって消えた。
いきり立った相手側のみなさまですけど、伏兵だったモーツァルトさんの攻撃に私たちはなんとか場を後にすることができた。
ファラオは逃げることにぷんすこしてたけど、チーム戦なんだから我慢してください。
ちなみに私はカルナさんに、藤丸くんはマシュちゃんに抱っこされてすんごい速さで撤退中であります。ふおおお、サーヴァントて速いな〜。
藤丸くんは若干恥ずかしげです。そうね、美少女にお姫様抱っこされるっていうのは男性からしてみれば恥ずかしさの極みだろう。見なかったことにしてあげるね!

しかしマリー王妃はちょっと変わったお姫さまだった。
うん、ちょっとじゃないかもしれないけど、サーヴァントにしてはちょっとの部類に入る気がする。うん。モーツァルトさんはただの変態だった。




つづ…かないよ!






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