「大包平だ。童子切安綱と並ぶ、名刀中のめいと…」
「おおかねひらさまぁ~~~」
「うおっ、なんだ!おい、最後まで言わせろ!というかいきなりくっつくやつがあるか!」
「ごめん~~でもおいでませ~~~もう10万はいやだ~~~しばらく戦出たくない~~~でもすぐイベント~~~とにかく来てくれて嬉しい~~~~~ありがと~~~~~~~~」
「…これが、主とはな」
すみません。いきなりがこれですみません。でも考えてほしい。
弱小審神者がだね、今まで短刀レベル不足で池田屋にも行けなかった主がだね、1年半以上審神者やっててカンスト刀が一振りもいなかったようなドベのような審神者がだね、10万御歳玉集めたんだよ??めっちゃがんばったよ??そんでお迎えできたんだよ??こんだけ喜んでもいいよね??鶯丸さん並みに喜んだっていいよね??え?鶯丸はいきなり抱き着いたりしなかったって?驚きだぜ!
「ハァ、いいから落ち着け」
「うん」
「いろんなヤツからお前が頑張っていたことは聞いている。この俺に会えたのだ。そう感極まってしまうのも当然だ。なんと言っても俺は大包平だからな、理解できる」
「うん…?」
「だが、年頃の娘が初対面の男に気安く抱き着くな。わかったな」
「ハイ」
それはそうだ。いや、でも、うん、普通はしないから。さすがに外じゃそんなことしないから。そんなことしたら単なる痴女…ハッ、やばい、私大包平に痴女扱いされている。初対面で痴女認定は御免仕る!!
「あ、あのね、普段は絶対こんなことしませんよ!ただ、そう、大包平さんが言うように感極まっちゃっただけでね??」
「わかっている」
そうだろうそうだろう、と頷く大包平はなんというか…うん、オーケイ、そういうお方ですね!!しかし割と常識的だね。ていうかなんたる男前。知ってたけど実物の圧倒的美形度。はわわ。見れば見るほどかっこよすぎる。かっこ、よすぎる。
「ハァ、かっこいい」
「当然だ。俺は池田輝政に見出された刀剣の横綱と呼ばれた刀だぞ」
「うん、かっこいい…ステキ…」
「ああ……。」
「かっこいい…ムリ、かっこいい」
「…おい、あんまりじろじろ見るな」
「むぎゅ」
じーっと見惚れていたら顔面鷲掴みされました。ぐえ、いたい。ちょ、兼さんにやられて以来ですけどキミたち自分の握力鑑みてくれたまえ。審神者の顔面潰れるわ!
「いひゃいれす」
「す、すまん。しかし、主は小さいな。短刀らと変わらんではないか」
「いや、さすがに短刀ちゃんたちよりは大きいかな?サイズ的には脇差くらいなんですけど」
「そうか?うーむ、俺からすればやはりどちらかというと短刀の方が近…いや、なんでもない」
え?何?なんでそこで切るんだ。ていうかなんでそっぽ見るんだね。ああ、その首筋がたまらん。ああ、たまらん。口元を覆う手の甲もたまらん。おお、かねひら、大包平、どうしてあなたはそんなにかっこいいの!!!!
「っ、だからそうじろじろと見るなと言っているだろう」
「大包平さんがかっこよすぎるのが悪い」
「む?そ、そうか。すまん」
や~大包平さんて意外と素直っていうか、馬鹿正直っていうか、純心だなぁぁぁ。確かにこれじゃ鶯丸さんは見ていて飽きないだろう。きっと今頃も「大包平が馬鹿やってそうだなぁ」とか考えながら茶ァを啜っているに違いないわ~。私も遠くから大包平観察したいとか思っちゃうわ~なんなら絵日記とか付けちゃったり~笑
すまん、冗談です。
「人の身を得た感想はいかがですか?」
「ん?まだ昨日の今日だ。よくわからん」
「そっか~そうですよね~」
「だが悪くはない、と思う」
ぐっぱぐっぱと手を開いたり閉じたりしていますがそのたびに浮く筋がも~たまらん~~手袋ありと無しどっちも好きだよ~~ああ~好き。どうしてこうもあなたは私の好みどストライクなんだね。けしからんね。というわけで触らせろオラァ。
「なっ、なんだ」
「え、握手ですよ握手。これからよろしくお願いしますっていう挨拶です」
「あ、ああ」
「これからよろしくお願いします、大包平さん」
「うむ、よろしく頼む」
戸惑っていた大包平さんでしたがぎゅっと握り返してくれましたぞ。審神者もう死んでもいい。ああ、嘘です。なんならハグされてからがいいです。さっき勢いあまって抱き着いちゃったけど、もう一回ぎゅってしたいしされたいです。お願いしたらしてくれるだろうか。ああ、でも痴女認定はいやだ。他のみんなと違ってまだ大包平さんとは出会ったばかりなんだから、我慢ガマン。
カンストおめでとう