「じゃーん、真打登場ってね」
2番手、蛍丸。ショタ嗜好は皆無と思っていた私ですが、蛍丸はなんかツボでっていうかセリフがいちいち可愛くて大太刀一番のお気に入りだった。そして生ほたちゃんは思っていた以上に天使でした。思わずなでなでしそうになったけどいきなりそれはよくないと思い留まる。しかし宙に不自然に浮いた手の意味を蛍丸は正確に読み解いた。
「…なでなで、してもいいよ」
「えっ」
「今日は特別。好きなだけしていいよ」
「ほっ、蛍ちゃん~~~~~~好きぃ」
「へへへ」
わざわざ帽子まで脱いでくれて、あーーーーーーもーーーーーーーー可愛すぎる。生へへへ!可愛すぎ好き。なでなでだけじゃなくてぎゅーも加わったけど蛍丸は文句も言わずそのまま好きにやらせてくれた。天使。
「はぁー、うん、ありがとう」
「満足した?」
「うん、今のところ」
ホントはもっとずっとやっていたいところだけどさすがにもみくちゃにされて可哀相になってきたのでやめる。乱れてしまった髪を手ぐしで整えてあげると蛍丸ははにかんだ。くっ、全てにおいて可愛い。鼻血出たらどうしよう。
「主、いい匂いがするね」
「えっ、そう?」
「うん。なんの匂い?」
「なんだろう?別に香水とか付けてないし…シャンプーの匂いかな」
ふうん、と言いながら蛍丸はくんくん鼻を近づけて嗅いでいる。清光もいい匂いって言ってたな。うちの匂いかな。とにかく臭いと言われなくてよかった。でもちょっとこそばゆいからやめてー。
「蛍ちゃん、いつも出陣ご苦労様。ありがとうね」
「唐突だね」
「はは、ごめん。連隊戦続きで大変じゃない?ちょっとお休みしたいとか遠慮なく言ってね」
「ううん。俺は出陣できるの嬉しいよ?」
「ほんと?よかった」
見た目は小学校1年生くらいだけど、しっかり刀剣男士なんだなぁ~。としみじみしていると、じっとみつめられていた。何かな、刀剣男士のみなさんは“みつめる”っていう技をお持ちなのかな。むしろ“みやぶる”?私を見定めようとかそういう感じ??
「ねえ主、連隊戦終わったらさ…」
「う、うん」
「…やっぱ、なんでもない」
え、なんだ。気になるじゃないか。そんなに言いづらいことなのかな。なんだかしょんぼり気味の蛍丸に良心が痛む。せっかくこんなミラクルが起こってるんだから、思ってることがあるなら言って欲しいよね。
「蛍丸、さっきも言ったけど、何か言いたいことがあるなら遠慮なく言ってね?こうして会話できる機会が持てたんだから、言わなきゃもったいないよ?」
「う、ん…そうだね。あのね、連隊戦終わったらでいいから、通常任務進めてほしいんだ。それで、明石国行、みつけてほしい」
「うん、わかった。明石さんね、私もお迎えしたいとは常々思ってたんだけど中々ボスマスたどり着けなくて…いや、言い訳はやめる。うん、約束する」
「ほんと?」
「うん、ほんと!ゆびきりげんまん!」
「何それ」
なんとゆびきりを知らないとは。教えてあげたら「ぶっそうな約束だね」とか言いつつ嬉しそうにしてくれた。ぐうかわ。しかし、やっぱりみんな兄弟に会いたいものなのだね。他にもお迎えできていない方々いるから、みんなのためにもがんばらねばな…ああ、無意識になでなでしてたら、「そんなになでたら背が縮んじゃう!」のせりふを生で聞けました。ぐうかわ。


なでなでするの、めちゃ楽しい。